すべてが本になる

日々の雑感、書評などを公開していきます。つまらない本などありません、つまらないと感じたならば、それは自分がその本の面白さを見つけられなかったのです。

某大手ISPにボーナスの返還を求められた話

オレは今は無職だが、新卒の頃は真面目に就活を行い、一応大手と呼ばれる某ISPに入社する事が出来た。

結果的にはわずか10ヶ月で鬱病によって退職することになるが、その際にボーナスの返還を”立替金”名目で返還させられたので、ここにその経緯を書いておきたい。

 

まずはオレの受けた理不尽な配属から話したいと思う。(しかし配属とは理不尽な物らしい)

その会社は自由な社風、高い技術力、ISPの老舗としてその筋では有名で、新卒であっても手を挙げればやりたいことをやらせてくれるという前評判であった。

事実、会長も仕事は自己実現である。

社会人によくある”やりたくない仕事”を嫌々やるのでは無く、”やりたい仕事”をやらせてもらえるという評判を聞いていた。

 

学生時代のオレは研究室で冷遇されていて、学会発表は行っていたが、誰からも見向きもされない研究をしていた。

だからその会社で今度こそ自分の専門って奴を持ってやり直そうと考えていた。

 

入社前の事前アンケートで配属先の希望項目があった、オレはアプリケーション及びネットワーク関連の部署を希望した。

ところでその会社は全国に支店・支社を持っている会社で、新卒の配属でも地方に飛ばされることはあった。しかし、内定者たちの噂では(今となってはこんな”噂”を真に受けるなんてどうかしてる)先述のアンケートを禄に書かない人間が飛ばされるのだ。と言われていた。

若干時系列が前後するが、このときの内定者は73名。オレを含む7名が地方に”飛ばされた”ので1割程度が地方配属だったことになる。

例年もその程度の割合らしい。

 

さて、アンケートも真面目に書き、IT知識テスト(名前忘れた)でも社会人の平均程度を出したオレは来年度も当然東京で働くだろうとその準備を進めていた。

内定者の9割が東京本社の配属になるのだ、ここで地方配属への準備をしろという方が無理な話・・・。

 

しかし、10月頃だっただろうか、人事から電話。配属のハナシかと電話に出ると、”九州支社への配属が決定しました”と断定される。

さっきの東京で働く準備・・・の記述と矛盾するようだが、オレは正直”あぁそうか。やっぱりな”と思った。

愚痴になってしまうがオレはこれまで何一つとして報われたことは無かった。

なので、今回もやはり希望は通らず、最悪のパターンに進むだろう・・・という予測はあったのである。

それでもやっと入った会社だ。そうですか。とオレはその話を受け入れた。

 

注※支社で働く方は否定する意味ではありません。支社の方は皆様高い技術力を持っているし、人間性も良い方ばかりでした。

しかし、新卒という立場から見れば、当然東京本社での配属を望んでいたということ。

 

さて研修が終わって配属されるわけだ。この会社では、本社には各分野の専門部署があるが、支社は専門を持たない。

”幅広く経験が積めるから数年後には同期を追い抜いている”らしいがそれならば全員地方に配属すればよろしい。

もっとも九州支社の人たちはいい人が多くて、上司に当たる方もフランクで、部下のことを気にかけてくれる素晴らしい方だった。

この点に関してはオレには不満は無い。

OJTの方も菩薩のように優しい方で、オレのように技術力0のオタクにも親身になってくださった。

九州支社でお世話になった方にはお礼のしようも無い。結果的に恩を仇で返すように退職してしまったことに関しては今でも自責の念を覚える。

 

さて、別に支社での生活に不満は無かったが、ここまで報われなかったという思いや仕事に全くついて行けないことへの申し訳なさからオレは鬱病になり、退職するわけだがそれは良いとして。

 

退職したらボーナスの返還を求められた。

そうようやくタイトルに行き着くのである。

オレが退職したのが1月末だったので冬ボーナスは既に支給されている。賞与は給与の二ヶ月分。

退職が決定して人事部と話していると、人事部はこんなことを言い出した。

”賞与に関しては先払いという形をとっているので返還してもらう必要がある”

え?why?なにそれ?どーゆーこと?ブラック企業か?

様々な言葉がオレの脳裏をよぎったが、このとき鬱が酷く、脳が焼けていたオレは、”はいわかりました”と返事をしてしまう。

数日後に届いた請求書(?)にはボーナスの返還額が”立替金”として書かれている。

額は大体40万くらいだっただろうか。

どーしよ。と思ったが、”傷病手当金”と言う、疾病によって退職した人間は、所定の手続きをすれば給与の三分の一だったかが振り込まれるらしい。計算すると、どうやらこれで”立替金”は完済できそうだ。

 

しかし、この傷病手当金の申請が罠。

”病院の初診日”と”医師が認めた療養期間”が傷病手当金の算出日数の原則となるわけだが、このとき既に九州から実家の新潟に引っ越していたオレは当然別の病院に通うことになるわけだ。

一回目の申請、約一ヶ月分は九州の医師に書いてもらえたので正常に支給される。

しかし、二回目の申請、もう一ヶ月分は、新潟に戻って病院を探し、その病院の予約が取れるまで、”自宅で療養していました”という話は通らないのである。

この対処の遅れはまったくオレの甘さだが、結果的に二回目の傷病手当金は3日分しか支給されない事になった。

会社の人事部は”九州の病院に書いてもらえば問題ない”と言う。

しかし、九州の病院は”実際に受診していないし、手当金の書類は診察を受けてもらえないと書けない”と言う。

おいおい、新潟から九州まで来いというのか。交通費いくらかかると思っているんだ。

 

オレは泣く泣く13万円程度の傷病手当金を断念した。

このときも、もしも九州に飛ばされずに本社配属だったら、手当金を受け取れたのに、とここまで来ても報われない自分を憎んだ。

最終的に祖父母にお金を借りて”立替金”を返済(?)した。

今回この記事を書いたのは、やっと落ち着いて職を探せるまでに回復して、おかしいんじゃないかと思ってのことである。

ちょっとググってみると、ボーナスの返還を求めるのは完全に違法、と言う人もいれば、社内規定に明記されていれば問題ない、と言う人もいる。

しかし、社内規定を全文提示されて、そこに同意したという記憶も無いし、やっぱりなんだか納得いかない話である。

オレはボーナスというのは、これまで働いた分+将来への動機付け、のためにあるものだと思っていたが、違うのだろうか。

退職するならボーナスを返せ、というのはボーナスが無いと生活出来ない人間は会社を辞めたくても辞めることが出来ないという事にならないだろうか?

 

やりたいことを無視した配属をしたあげく九州まで飛ばし、鬱になり(これはオレが悪い)退職時にはボーナスを返還させられる。

こういうこともあるので、新卒の皆様は内定後もしっかりとその会社のことを調査することをお勧めする。

少なくともオレの主観ではオレの初めての就職は大失敗だった。

前職の人事部には最後まで不誠実な対応をされたと思うし・・・だけど、それを規則として誠実に守っていただけと言うのなら、多分その規則って奴を見直す必要があるでしょう。

それは多分人事部の皆さんの仕事でもあるのではないだろうか。

 

長々と書いてしまった。こんなブログは誰も見ていないだろうが、少しだけすっきりした。

 

九州配属ってことで同期に馬鹿にされたり社宅の負担割合なんか高かったり、自分が報われない人間だと再確認させられたり、色々した。

だけどここまで他人に冷遇されてきたおかげで、”他人は人間だと思ってはいけない”ということが身にしみた。

恨み言で言っているのでは無く、オレの人生はそうなっているのだ。だから、自分の希望が通るように努力しなくてはいけない。

文句を言わずに”はい”と言ったのはオレなのだから。

闘わない人間に勝利は無いのだ。

 

とりあえず、無職を脱出して、絶対にメフィスト賞を取って人気作家になってやる。

他人に復讐するためでは無く、オレがそうしたいからそうするのである。

さて、小説の続きを書かないと・・・