すべてが本になる

日々の雑感、書評などを公開していきます。つまらない本などありません、つまらないと感じたならば、それは自分がその本の面白さを見つけられなかったのです。

精神科医の診断に思うこと

オレは無職の上に精神病だ。

病名は、躁鬱病。精神科に通院してもう5年になる。ちなみに躁鬱病に診断が変わったのはこの半年のことで、それ以前は統合失調症と診断され、薬も統合失調症を改善する薬だった。

 

おかしいとは思っていたのだ。

別にオレは幻覚を見るわけでは無いし、幻聴も無い。

気分の落ち込みがあって、突然頭の中に妄想(妄想との区別が付くので厳密には空想と呼ぶらしい)は生じるが、日常生活が送れないほどでは無かった。

だけど、精神科医が言うのだから、きっとそうなのだろうと思った。

このときのオレは権威というものが能力の証明だと思っていたのだ。

 

 

オレが通っているのは、漫画の原作もやっている某精神科医が院長を務める病院である。

はっきり言うとオレはこの医院は薬を出すだけに存在する病院であると思っている。

待合室は患者を収容しきれず、立って待っている患者も存在する。それは、医師が丁寧に患者の話を聞いているから、結果として混雑が発生するのでは無い。

診察時間は一分未満である。

変わりは無いですか? ないです では以上。

これで終わりである。

 

患者本人が、問題ないと言っているのだから、そりゃあ診察もすぐ終わって当然では無いか?

そう考えるのは健康な人間だ。恐らく精神病に通ったことなんて一度も無い人たちだろう。

オレたち精神病患者が自分の調子を具体的に言えると思っているのなら大間違いだ。

むしろそれがはっきりしないから苦しんでいるのである。

何が言いたいかと言えば、精神科医には医師から質問をして欲しいのだ。

勿論眠れない、不安がある。くらいは患者から言わなければ、病気のあたりもつけられないのでそれくらいは言うべきではあるが・・・。

だけど、そこからは医師の側から、ではこんな時はどう感じますか?こういうことも感じるのでは無いですか?と質問して欲しいのである。

そうして初めてその患者の病名が明らかになるのでは無いだろうか。

何故、それをせずに、全てを心の病気で苦しんでいる患者の自己申告に頼ろうとするのだろう。オレはこの5年間で、精神科医の存在価値を何度疑ったか分からないのである。

 

どうしてこんな事を書いたかというと、やっぱり統合失調症が誤診だと別の医師に言われたことがショックだったからだ。(その病院では精神保健福祉士との面談1時間、医師との面談1時間だった)

オレは四年間半も統合失調症だと思い込んで、無駄な薬を飲み、病識をつけるために本まで買って勉強してきた。

それはなんだったんだ?全部無駄?薬の副作用に苦しんだ四年間はなんだったのだろう。

 

四年間あったのだから、某メンタルクリニックが誤診に気がつける時間はいくらでもあったはずである。

だけど間違いを正せず、正すつもりもないのなら、「私の病院は話を真剣に聞くクリニックでございます」なんて看板は即刻下ろして欲しい。